シーフを一般的な職業で見るのか、見ないのかという事は、ずいぶん前から議論の種であった。
他人の物を盗んだり、強奪することを正当な職業として見られてはいないが、フランデル極東地方でも
アウグスタ半島南端にある港街ブリッジヘッドではシーフという職業が一般化されている方である。

ここのシーフは他人の物を盗むよりは、秘かに情報を探るとか、隠密な行動のために雇用される、
いわゆる探偵のような存在だと言える。
シーフはトラップや錠を発見して解除する技術を身につけていて、
更に熟練されたシーフたちは魔法的に隠された物、もしくは、モンスターを発見したり、自分が直接考案した
各種のトラップを設置して敵の追撃を振り切ったりする。

また、シーフは冒険家集団内では、いわゆるスペシャリストと呼ばれており、
敵を攻撃する以外の専門的な仕事をして、冒険が円滑に進行出来るように手伝ってくれるのが
主な役目でありますが、必要最小限な、自分の身を守る技術を保有しています。
緊急な状況では、短刀・小さなダーツ・小さい槍などを投げて敵を攻撃、
もしくは、敵に隠密に近付いて攻撃する、暗殺を専門にするシーフたちもいる。

一部のシーフたちは自分の体力的な弱点を補って速度の長所を活かすために、
素手格闘を学んだりするものたちも存在します。
武道家で進路を決めたシーフは、早い速度と素手格闘特有の急所攻撃で一対一の格闘では
大きい能力を発揮すると言う。
もちろん、最初からシーフ技術のようなものには関心なく、武道にだけ精進する人々もいる。
これらは後に成長すれば派手な連続攻撃で敵を圧する戦闘の達人になったりします。

シーフたちは主に港街ブリッジヘッドや、他の港市シュトラセラトを中心に活動して、
武道家たちはアウグスタ半島南部の小さな町で修練をする。

多分シーフたちは「RED STONE」の伝説が世の中に登場した時から人間の中では「RED STONE」に
一番大きい関心を見せた人間だっただろう。

これらは「RED STONE」の伝説がまだ伝説に過ぎなくて、存在自体も不確かな時からその名前にひかれて
この物を捜し回ったし、 「RED STONE」については一番大きい情報ネットワークを持っている集団だ。